アーチェリ-練習日誌(49)

久々の更新である。この間も射場に行っていたし、14日はショートハーフの定例会(30M280点、50M184点)だった。アーチェリーにおける一つ一つの動作の材料、というか「積み木」はだいぶ知識として入ってきたのだが、射につながっていない。積み木はまさに積み木、積み重ねる順番も大事だし、積み重ね方も悪いと崩れてしまう。例えば、押してのグリップ、アンカーへの入り、クリッカーの詰め、リリース、このどれも一つ一つは少しづつできるようになった。とくにイメージトレーニングとしての射ではうまくいく。しかし、いざ弓をもって、実際にやってみるとダメだ。このどれが欠けても射としてまとまらない。では改善・強化する項目はなんだろうか。少しあげてみたい。

0.弓具理論
自分の弓具になってさまざまなチューニングやセッティングが必要となった。
センターを確認する、センターを出す、ハイト関係、ロッド、ウェイト、弦音etc、、、
わかっていないとダメな弓で無駄な練習をすることになる

1.押し手/押し手のグリップ
リリース後、押し手が落ちるので必ず残す。肩周りの筋肉で受け止める。そのために
押し手のグリップの正しい持ち方(生命線の内側で押す、親指が走って手の甲が自然と起きる)

2.胴作り
丹田に力を入れ、「真っ直ぐ」立つ。ドローイングし、アンカーに入ったときに体は反らず、むしろ若干伏せ気味で重心を親指の付け根に落とす感じで。

3.ドローイング
真っ直ぐ引く。リムの中心線から弦を真っ直ぐに引く。リムのチップが揺れているのでは真っ直ぐ引いていない。

上から見た形は三角形を狭く。両肩を結ぶライン、腰のライン、足先を結んだラインが平行に。

4.アンカー
アンカー時、引き手の肘の位置は思っている以上に高くする。肩と肘を結んだラインで挙げる。理由:a)低いと前鋸筋のテンションを感じない。b)リリース後、スライディングリリースで飛んだ肘が下がるが、もとの位置が低いと十字射形を崩してしまう。

5.クリッカーセット
クリッカーセットまではよい。セット後、リラックスするのが理想だが、真っ直ぐ、真っ直ぐで止まらず、前鋸筋のテンションを感じてグゥーと引き続ける。押し手が詰まってない限り、多少、無理してもいく。

6.リリース/フォロースルー
リリースの反動で引き手の肘が飛ぶ方向に背骨が曲がり、一方で押し手が下がってしまうのが最悪のフォロースルー。肘を高くキープし、肘が飛んでも背骨は大地に対して垂直に。
押し手は何としても残す。スライディングリリースは指を解放して耳まで。リリースがとられないためには、「高速」でスライディングさせる。そのためには動きがクリッカーセットでとまってはいけない。

まずは常時30M300UP、上項目が積み木として必ずできば320出るはず。